コロハ（フェヌグリーク）

コロハ

Fenugreek　〈コロハ〉種別レイリョウコウ属（マメ科）
古来よりエジプト、インド、中東において生薬及び食品又は香料として用いられてきましたが、中国ではコロハは体を温める作用があるとされています。他の国々では、熱を持った状態、たとえば、腺腫、喉の痛み、だだれ、ねぶと等の治療に用いられています。また、ハーレムの女性は、乳房を大きくさせるために使用していましたが、近年この中に乳房細胞の成長を促進する新物質が発見されました。また老化を遅くして病気を防ぐのを助ける抗酸化成分も含みます。

成分

豊富なステロイド前駆体（この物質からステロイド系薬品が作られる）、フラボノイド〔植物女性ホルモン）、粘滑薬成分、蛋白質、その他の栄養素（アミノ酸、ビタミンＡ、Ｂ1、Ｃ他）などを含有します。

体内での働き

乳腺の発達を促進

コロハに含まれるフラボノイド（植物女性ホルモン）は、ホルモンの生産を調整しながら、エストロゲンをもとに乳腺の発達を促進させます。コロハは、ステロイドホルモンの生成に使われるジオスゲニンの原料として、最近関心が寄せられています。

乳腺刺激による乳汁の分泌促進

古代から乳腺を刺激するため、乳汁の分泌を促すものとして知られていました。授乳期の女性のみならず、すべての女性にとって、ホルモンのバランス効果は女性の主なエストロゲンの受容器である乳房の著しい発育に貢献します。
レシチンは、コレステロールが血管壁に沈着するのを予防して動脈硬化を防いだり、

その他

消化吸収の促進、去痰、解熱、催淫、男性の強壮、痛み止め、粘骨作用、皮膚軟化、子宮刺激、抗低血糖症

参考文献